fmon
FX専業トレーダーよりも兼業トレーダ 税金・保険料負担からみた実態
読者からは「羨ましい」というメールを頂くのですが、兼業トレーダーのほうが良い点が多いというのが現実です。定期的に「将来はFX専業トレーダーになりたい」というメールや相談を頂きます。私は、基本的に「止めた方が良い」という趣旨の返信をします。私自身、約12年のサラリーマン時代は兼業トレーダーでした。その時の経験も踏まえての率直な感想です。理由は大きく3つあります。損失による精神的ダメージは兼業トレーダーの数倍社会的信用・評価がゼロに等しいFX専業トレーダーは重税となることが多い。以下、補足させていただきます。
チャイナショックで狂ったFRBのシナリオ、 雇用統計強くても米ドル高は続かない!?
■一進一退の為替市場、ドルインデックス上昇の要因は? 為替市場は一進一退の状況を保っている。先週(8月24日)、ブラックマンデーで急落した分、スピード調整のニーズも高く、今週(8月31日~)はこういった値動きが続き、また昨日(9月3日)はECB(欧州中央銀行)のハト派スタンスもあり、ドルインデックスは再度、50日移動平均線(≒96.64)にトライしている。
ドルインデックス 日足(出所:米国FXCM)
言うまでもないが、今晩(9月4日)の米雇用統計が一層重要になってくるから、米ドル高基調に回復できるかどうかは今晩の値動きによって、かなり明らかにされよう。
もっとも、リスクオフ継続の有無については、最近では株式相場の動向がより物差しとして有効であろう。
9月2日(水)に発表された中国PMI(購買担当者景気指数)が中国経済の一段の減速を示し、世界の株式相場がまた下落したものの、昨日(9月3日)までの値動きから考えると、リスクオフ志向がいったん収まったようにみえる。したがって、ドルインデックスの反騰も株式市場とリンクした値動きだと言える。
一方、それ以上に、昨日(9月3日)のドルインデックスの上昇は、ユーロ/米ドルの急落がもたらした結果だとも言える。
ユーロ/米ドル 1時間足(出所:米国FXCM)
何しろ、昨日(9月3日)のドラギECB総裁の「行動せずに演じられる最大限のハト派姿勢」はかなりのユーロ売りを招いたから、それがドルインデックスを押し下げた効果の方が大きいとみる。
ドラギ総裁はEU(欧州連合)経済やインフレの見通しに悲観的な見方を示し、公的部門の債券の購入割合を引き上げたと説明、さらなる調整の用意もあり、金融政策強化の可能性について、制限がないことも明言した。
これにより、ECBのQE(量劇緩和策)拡大観測が急速に高まり、それがユーロ売りにつながったことは自然の成り行きだ。
■「米利上げが米ドル高につながる」発想に大きな落とし穴 しかし、ドルインデックスについて57.6%のシェアを誇るユーロの急落が米ドル全体に対して波及する効果が限定されていることも見逃せない。
足元の米ドル/円の軟調がもっとも大きく、それを証左する材料となるだあろう。200日移動平均線(≒120.80円)を回復しきれない米ドル/円の値動きが、米ドル全体の弱さを暗示していると思う。
米ドル/円 日足 (出所:米国FXCM)
前述のように、今晩(9月4日)、発表される8月米雇用統計は一層重要になってくる。なぜなら、市場関係者は同指標をもって、今月FRB(米連邦準備制度理事会)が利上げするかどうかを計る上、米国が早期利上げをできるかどうかがマーケットの行方を大きく左右するからだ。
本コラムで繰り返し指摘してきたように、米国株を中心として、世界の株式市場が混乱したのは、いわゆるチャイナショックによるものではなく、世界規模での金余りがもたらした株バブルの破裂に他ならなかった。したがって、米国の早期利上げがあれば、株バブルの崩壊が一段と加速しかねない。
【参考記事】
●中国ショックはまだ序の口で来年が本番!? 米ドル/円の調整は1年近く続く可能性も!(2015年8月28日、陳満咲杜)
ゆえに、前回コラムの最後に言及したように、「米利上げが米ドル高につながる」といった発想には大きな落とし穴がある。
米利上げが株式市場の一段の反落につながれば、少なくとも中期スパンでは米ドルは買われるのではなく、売られるハメになるだろう。
チャイナショックで波乱となったこの前の相場に照らして考えてみると、米ドルではなく、ユーロと円こそがリスク回避先(ユーロの場合、本質的には違うが、結果的に回避先になったと言える)になる公算が大きいから、米利上げが米ドル高につながらないリスクは十分警戒しておきたい。
次に、2015年年内の米利上げ観測が多い一方、利上げどころか…
ドルインデックス 日足(出所:米国FXCM)
言うまでもないが、今晩(9月4日)の米雇用統計が一層重要になってくるから、米ドル高基調に回復できるかどうかは今晩の値動きによって、かなり明らかにされよう。
もっとも、リスクオフ継続の有無については、最近では株式相場の動向がより物差しとして有効であろう。
9月2日(水)に発表された中国PMI(購買担当者景気指数)が中国経済の一段の減速を示し、世界の株式相場がまた下落したものの、昨日(9月3日)までの値動きから考えると、リスクオフ志向がいったん収まったようにみえる。したがって、ドルインデックスの反騰も株式市場とリンクした値動きだと言える。
一方、それ以上に、昨日(9月3日)のドルインデックスの上昇は、ユーロ/米ドルの急落がもたらした結果だとも言える。
ユーロ/米ドル 1時間足(出所:米国FXCM)
何しろ、昨日(9月3日)のドラギECB総裁の「行動せずに演じられる最大限のハト派姿勢」はかなりのユーロ売りを招いたから、それがドルインデックスを押し下げた効果の方が大きいとみる。
ドラギ総裁はEU(欧州連合)経済やインフレの見通しに悲観的な見方を示し、公的部門の債券の購入割合を引き上げたと説明、さらなる調整の用意もあり、金融政策強化の可能性について、制限がないことも明言した。
これにより、ECBのQE(量劇緩和策)拡大観測が急速に高まり、それがユーロ売りにつながったことは自然の成り行きだ。
■「米利上げが米ドル高につながる」発想に大きな落とし穴 しかし、ドルインデックスについて57.6%のシェアを誇るユーロの急落が米ドル全体に対して波及する効果が限定されていることも見逃せない。
足元の米ドル/円の軟調がもっとも大きく、それを証左する材料となるだあろう。200日移動平均線(≒120.80円)を回復しきれない米ドル/円の値動きが、米ドル全体の弱さを暗示していると思う。
米ドル/円 日足 (出所:米国FXCM)
前述のように、今晩(9月4日)、発表される8月米雇用統計は一層重要になってくる。なぜなら、市場関係者は同指標をもって、今月FRB(米連邦準備制度理事会)が利上げするかどうかを計る上、米国が早期利上げをできるかどうかがマーケットの行方を大きく左右するからだ。
本コラムで繰り返し指摘してきたように、米国株を中心として、世界の株式市場が混乱したのは、いわゆるチャイナショックによるものではなく、世界規模での金余りがもたらした株バブルの破裂に他ならなかった。したがって、米国の早期利上げがあれば、株バブルの崩壊が一段と加速しかねない。
【参考記事】
●中国ショックはまだ序の口で来年が本番!? 米ドル/円の調整は1年近く続く可能性も!(2015年8月28日、陳満咲杜)
ゆえに、前回コラムの最後に言及したように、「米利上げが米ドル高につながる」といった発想には大きな落とし穴がある。
米利上げが株式市場の一段の反落につながれば、少なくとも中期スパンでは米ドルは買われるのではなく、売られるハメになるだろう。
チャイナショックで波乱となったこの前の相場に照らして考えてみると、米ドルではなく、ユーロと円こそがリスク回避先(ユーロの場合、本質的には違うが、結果的に回避先になったと言える)になる公算が大きいから、米利上げが米ドル高につながらないリスクは十分警戒しておきたい。
次に、2015年年内の米利上げ観測が多い一方、利上げどころか…
豪ドル強弱2つの見方 audusd0.5まで落下と底打ちの兆し
豪ドル円は、前回記事3段下げの可能性を考慮以降、少し落ち着いた値動きが続いています。ただ、下げやすい地合いに変化はなありません。ズルズルと下値を更新するような流れがでてきそうなので警戒しているところです。
新興国通貨比較 トルコリラ・南アフリカランド・ポーランドズロチ ここ2か月でもっとも強い通貨はここ
ポーランドズロチとユーロ円のサヤ取りポジションに利益が乗ってきました(過去記事:ポーランドズロチ円42万買い ヘッジにユーロ円売り?)。為替サヤ取り教室の応用形としての売買でもあるのですが、いつもながら利益の出方が面白いです。今回は、同じ新興国通貨との比較もしてみました。
日本株安・円高でアベノミクスが苦境に。 待望される日銀の追加緩和はあるのか?
■公的年金の買い? 大量の「株買い・円売り」が入る みなさん、こんにちは。
8月24日(月)に起こったミニクラッシュ(株安・円高)に対し、先週(8月24日~)は本邦公的機関からの「株買い・円売り」により、事態が沈静化したのは前回コラムのとおり。
【参考記事】
●NYダウはさらに暴落するリスクあり!? 株高のカギを握る本邦当局の一手とは?(8月27日、西原宏一)
ただ、今週(8月31日~)、9月1日(火)にも、NYダウが再び急落。一時、1万6000ドルを割り込み、200週移動平均線が再び見えてきたことから、マーケットは神経質に。
NYダウ 週足(出所:CQG)
連れて、米ドル/円は119.22円まで急落。
米ドル/円 日足(出所:米国FXCM)
ただ、先週(8月24日~)同様、9月2日(水)の東京市場では、公的年金とウワサされる「株買い・円売り」が大量にマーケットに投下され、米ドル/円は一気に、120円台ミドルまで反発、日経平均も1万8000円台を回復しました。
日経平均 日足 (出所:株マップ.com)
マーケット参加者は、改めて本丸であるNYダウが不安定な環境下、「株と米ドル/円」も壊れやすい(fragile)状況にあること、そして、本邦当局からの対応がなければ、続落する可能性が高いことを認識することになります。
【参考記事】
●NYダウはさらに暴落するリスクあり!? 株高のカギを握る本邦当局の一手とは?(8月27日、西原宏一)
■伸びない設備投資と消費で、アベノミクスは苦境に… 一方、永田町に詳しい友人によれば、政府関係者の間で「伸びない設備投資」が話題になっている模様。
第2四半期の法人企業統計によれば、設備投資は相変わらず芳しくない結果に。
法人企業4-6月期に過去最高益、設備投資は前期比減で2次QE下押し
財務省が1日発表した2015年4─6月期の法人企業統計(金融業・保険業を除く)によると、経常利益は円安と原燃料コスト低下を主因に過去最高益となった。一方で、設備投資は前期比2.7%減少し、4期ぶりに落ち込んだ。
4-6月期の国内総生産(GDP)の設備投資が、下方修正される見通しが高まった。
4-6月期の売上高は前年比1.1%増と1─3月期の減収からは脱したが、昨年同期が消費税引き上げ直後だったにもかかわらず、伸び率は低い。前期比では2期連続で減収となった。
出所:ロイター
過去2年強、アベノミクスがマーケットをけん引してきたのですが、消費は伸びず、多くの企業では、手元流動性が拡大しており、デフレマインドも払拭できないまま。
麻生財務相も「設備投資に積極姿勢出てもおかしくない」とコメントするほど。
伸びない設備投資と消費の中、徐々にアベノミクスは苦境に…。
前述のように、アベノミクスが苦境に追い込まれている中…
8月24日(月)に起こったミニクラッシュ(株安・円高)に対し、先週(8月24日~)は本邦公的機関からの「株買い・円売り」により、事態が沈静化したのは前回コラムのとおり。
【参考記事】
●NYダウはさらに暴落するリスクあり!? 株高のカギを握る本邦当局の一手とは?(8月27日、西原宏一)
ただ、今週(8月31日~)、9月1日(火)にも、NYダウが再び急落。一時、1万6000ドルを割り込み、200週移動平均線が再び見えてきたことから、マーケットは神経質に。
NYダウ 週足(出所:CQG)
連れて、米ドル/円は119.22円まで急落。
米ドル/円 日足(出所:米国FXCM)
ただ、先週(8月24日~)同様、9月2日(水)の東京市場では、公的年金とウワサされる「株買い・円売り」が大量にマーケットに投下され、米ドル/円は一気に、120円台ミドルまで反発、日経平均も1万8000円台を回復しました。
日経平均 日足 (出所:株マップ.com)
マーケット参加者は、改めて本丸であるNYダウが不安定な環境下、「株と米ドル/円」も壊れやすい(fragile)状況にあること、そして、本邦当局からの対応がなければ、続落する可能性が高いことを認識することになります。
【参考記事】
●NYダウはさらに暴落するリスクあり!? 株高のカギを握る本邦当局の一手とは?(8月27日、西原宏一)
■伸びない設備投資と消費で、アベノミクスは苦境に… 一方、永田町に詳しい友人によれば、政府関係者の間で「伸びない設備投資」が話題になっている模様。
第2四半期の法人企業統計によれば、設備投資は相変わらず芳しくない結果に。
法人企業4-6月期に過去最高益、設備投資は前期比減で2次QE下押し
財務省が1日発表した2015年4─6月期の法人企業統計(金融業・保険業を除く)によると、経常利益は円安と原燃料コスト低下を主因に過去最高益となった。一方で、設備投資は前期比2.7%減少し、4期ぶりに落ち込んだ。
4-6月期の国内総生産(GDP)の設備投資が、下方修正される見通しが高まった。
4-6月期の売上高は前年比1.1%増と1─3月期の減収からは脱したが、昨年同期が消費税引き上げ直後だったにもかかわらず、伸び率は低い。前期比では2期連続で減収となった。
出所:ロイター
過去2年強、アベノミクスがマーケットをけん引してきたのですが、消費は伸びず、多くの企業では、手元流動性が拡大しており、デフレマインドも払拭できないまま。
麻生財務相も「設備投資に積極姿勢出てもおかしくない」とコメントするほど。
伸びない設備投資と消費の中、徐々にアベノミクスは苦境に…。
前述のように、アベノミクスが苦境に追い込まれている中…
9月米利上げの可能性は、まだ五分五分! この先、イケイケ相場にならない理由とは?
■暴落へのムチャ対策で中国市場への信頼は失墜 中国での人民元切り下げを契機として、世界の金融市場が混乱状態に陥りました。状況については、ここでは、解説は割愛します。
【参考記事】
●中国経済悪化で米利上げ先送り説浮上!人民元基準値切り下げで何が起きたのか(8月13日、今井雅人)
●中国ブラックマンデーから衝撃の急落劇!戻りの弱い米ドル/円の上値メドは?(8月27日、今井雅人)
その後、金融市場も徐々に落ち着きを取り戻してきています。中国の経済は正直言って、かなり深刻な状態にあるのではないかと私は見ています。
さらに申し上げれば、中国の株式市場が急落していることに対して、中国当局が空売り規制を強化したり、大株主の株式売却を禁止し、違反したものを厳罰に処するという対応をしたことは最悪でした。
こういうムチャな対策を講じたことで、中国の株式市場に対する信頼は失墜しました。特に外国人投資家は、中国市場から離れてしまうのではないでしょうか。
しかし、中国株式市場は、すでにかなり下落してきているので、ここから強烈な下げが起きるようなことはないと思っています。
上海総合指数 日足(出所:CQG)
であれば、その他の金融市場への影響は、限定的ではないかと思います。
■実体経済の低迷が長期化すると資源価格に影響 一方で、実体経済の低迷は長期化する可能性が高いと考え、その影響がどうなるかも考えておく必要があるでしょう。
一番影響が出るのは、資源価格ではないかと私は考えています。
中国の景気が低迷すれば、原油などの資源価格の低迷は続きます。原油価格も、先物のポジション調整(ショートカバー)で若干戻ってはいますが、これも一時的。またズルズルと下がってくるのではないでしょうか。
NY原油 日足(出所:米国FXCM)
■資源国通貨は、急落しないが低迷は続くだろう そう考えると、資源国通貨にはどうしても下落圧力がかかります。
豪ドル、NZドルなどもすでにかなり下落してきているので、急落はないと思いますが、低迷は続くのではないでしょうか。
豪ドル/米ドル 週足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/米ドル 週足)
NZドル/米ドル 週足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:NZドル/米ドル 週足)
ところで、先日…
【参考記事】
●中国経済悪化で米利上げ先送り説浮上!人民元基準値切り下げで何が起きたのか(8月13日、今井雅人)
●中国ブラックマンデーから衝撃の急落劇!戻りの弱い米ドル/円の上値メドは?(8月27日、今井雅人)
その後、金融市場も徐々に落ち着きを取り戻してきています。中国の経済は正直言って、かなり深刻な状態にあるのではないかと私は見ています。
さらに申し上げれば、中国の株式市場が急落していることに対して、中国当局が空売り規制を強化したり、大株主の株式売却を禁止し、違反したものを厳罰に処するという対応をしたことは最悪でした。
こういうムチャな対策を講じたことで、中国の株式市場に対する信頼は失墜しました。特に外国人投資家は、中国市場から離れてしまうのではないでしょうか。
しかし、中国株式市場は、すでにかなり下落してきているので、ここから強烈な下げが起きるようなことはないと思っています。
上海総合指数 日足(出所:CQG)
であれば、その他の金融市場への影響は、限定的ではないかと思います。
■実体経済の低迷が長期化すると資源価格に影響 一方で、実体経済の低迷は長期化する可能性が高いと考え、その影響がどうなるかも考えておく必要があるでしょう。
一番影響が出るのは、資源価格ではないかと私は考えています。
中国の景気が低迷すれば、原油などの資源価格の低迷は続きます。原油価格も、先物のポジション調整(ショートカバー)で若干戻ってはいますが、これも一時的。またズルズルと下がってくるのではないでしょうか。
NY原油 日足(出所:米国FXCM)
■資源国通貨は、急落しないが低迷は続くだろう そう考えると、資源国通貨にはどうしても下落圧力がかかります。
豪ドル、NZドルなどもすでにかなり下落してきているので、急落はないと思いますが、低迷は続くのではないでしょうか。
豪ドル/米ドル 週足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/米ドル 週足)
NZドル/米ドル 週足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:NZドル/米ドル 週足)
ところで、先日…
豪ドル円売り方針継続 売りポジション専用口座DMMFX売買状況
豪ドル円売りポジション継続しながら、ちょこちょこと売買をしております。売りに使っているのは、マイナススワップポイント負担の小さいDMMFXです。DMMFX 世界第一位FX業者の評判と体験談
ユーロ/米ドルの反発はどこまで? 米国は 9月に利上げすると予想する理由とは?
■ユーロ/米ドルは月足で高値圏での乱高下だったが… 今回は、ユーロ/米ドルの分析を行なう。まずは月足チャートをご覧いただきたい。
ユーロ/米ドル 月足1(クリックで拡大)(出所:米国FXCM)
月足チャートで見ると、ユーロ/米ドルは、0.8500ドル近辺(安値は、0.8200ドル近辺)から、1.6000ドル近辺まで大きく上昇している。
1.6000ドルの高値をつけて以降は、安値1.2000ドル程度-高値1.6000ドル程度のゾーンで大きく上下動を繰り返した。
この「安値1.2000ドル程度-高値1.6000ドル程度のゾーンでの大きな上下動」は、個人的には、「高値圏での乱高下」だと、判断している。
いつもではないのだが(必ずではないのだが)、一般的に、「高値圏での乱高下」は、「売りのシグナル」である。
つまり、この大きな上下動は、いずれネック・ライン(下限)を下に割り込むことを示唆しているのだろう、と推測していた。
このネック・ライン(下限)は、1.2000ドル近辺のことで、ネック・ライン(下限)を割り込む場合は、その後で、大きく下落する、と考える。
上述のように考えていたところ、1.2000ドルを割り込んだ。
重要な節目(=チャート・ポイント)である1.2000ドルを割り込んだことで、「売りシグナル」を発した、と考える。
サポート・ライン「緑の破線」は、その傾きを緩やかにして、2013年7月の安値1.27ドル台ミドルに合わせている。
月足チャートを見てのとおりに、ユーロ/米ドルは、このサポート・ライン「緑の破線」を割り込んでいる。
ユーロ/米ドル 月足1(再掲載、クリックで拡大)(出所:米国FXCM)
このサポート・ライン「緑の破線」を割り込んだ時点で、まず「売りシグナル」を発した、と考える。
月足チャートに長期のサポート・ライン「赤の破線」を表示した。
見てのとおり、ユーロ/米ドルはこの長期のサポート・ライン「赤の破線」を割り込み、その時点でさらなる「売りシグナル」を発した、と考える。
高値1.4000ドル近辺からの下落に合わせて、レジスタンス・ライン「緑の破線」を加筆した。
このレジスタンス・ライン「緑の破線」は、直近(8月24日)の高値(1.17ドル台前半)に合わせて表示している。
中長期のチャート(この月足チャート)で判断するならば、「赤の破線」を割り込んで発せられたこの「売りシグナル」のターゲットは、「紫の破線」で表示した1.18ドル台の水平線と考える。
そして、月足チャートを見てのとおりに、上述のターゲット(1.18ドル台ミドル)は達成した、と考える。
■月足のウェッジを下抜けし、さらなる売りシグナル点灯 チャートに、長期のレジスタンス・ライン「紫の破線」を表示した。2008年以降のユーロ/米ドルが、下落トレンド(下落傾向)にあることを示している、と考える。
ユーロ/米ドル 月足1(再掲載、クリックで拡大)(出所:米国FXCM)
また、1.18ドル台に「紫の破線」で水平線を表示した。
これらの2本の「紫の破線」に注目すると、ユーロ/米ドルは、「三角保ち合い(ウェッジ)」を形成した、と考える。
2015年年初の値動きで、重要なチャート・ポイント1.2000ドルを割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。
そして、1.18ドル台の水平線「紫の破線」を、割り込み、「三角保ち合い(ウェッジ)」を下に抜けて、さらなる「売りシグナル」を発した、と考える。
■下落のターゲットは1.0000ドル近辺か 続いて、もう1つ別の月足チャートをご覧いただきたい。このチャートには、長期のレジスタンス・ライン「紫の破線」の平行線を表示した。
ユーロ/米ドル 月足2(クリックで拡大)(出所:米国FXCM)
そして、長期のレジスタンス・ライン「紫の破線」とその平行線「紫の破線」の値幅を示すために、「緑の破線(両端矢印)」を表示した。
この月足チャートを俯瞰すると、中長期のサポート・ライン「赤の破線」を割り込んで「売りシグナル」を発し、1.18ドル台の水平線「紫の破線」を割り込んでさらに「売りシグナル」を発した、と考える。これらの「売りシグナル」のターゲットは、パリティ(1.0000ドル)近辺と考えることができる。
続いて、3つ目の月足チャートを…
ユーロ/米ドル 月足1(クリックで拡大)(出所:米国FXCM)
月足チャートで見ると、ユーロ/米ドルは、0.8500ドル近辺(安値は、0.8200ドル近辺)から、1.6000ドル近辺まで大きく上昇している。
1.6000ドルの高値をつけて以降は、安値1.2000ドル程度-高値1.6000ドル程度のゾーンで大きく上下動を繰り返した。
この「安値1.2000ドル程度-高値1.6000ドル程度のゾーンでの大きな上下動」は、個人的には、「高値圏での乱高下」だと、判断している。
いつもではないのだが(必ずではないのだが)、一般的に、「高値圏での乱高下」は、「売りのシグナル」である。
つまり、この大きな上下動は、いずれネック・ライン(下限)を下に割り込むことを示唆しているのだろう、と推測していた。
このネック・ライン(下限)は、1.2000ドル近辺のことで、ネック・ライン(下限)を割り込む場合は、その後で、大きく下落する、と考える。
上述のように考えていたところ、1.2000ドルを割り込んだ。
重要な節目(=チャート・ポイント)である1.2000ドルを割り込んだことで、「売りシグナル」を発した、と考える。
サポート・ライン「緑の破線」は、その傾きを緩やかにして、2013年7月の安値1.27ドル台ミドルに合わせている。
月足チャートを見てのとおりに、ユーロ/米ドルは、このサポート・ライン「緑の破線」を割り込んでいる。
ユーロ/米ドル 月足1(再掲載、クリックで拡大)(出所:米国FXCM)
このサポート・ライン「緑の破線」を割り込んだ時点で、まず「売りシグナル」を発した、と考える。
月足チャートに長期のサポート・ライン「赤の破線」を表示した。
見てのとおり、ユーロ/米ドルはこの長期のサポート・ライン「赤の破線」を割り込み、その時点でさらなる「売りシグナル」を発した、と考える。
高値1.4000ドル近辺からの下落に合わせて、レジスタンス・ライン「緑の破線」を加筆した。
このレジスタンス・ライン「緑の破線」は、直近(8月24日)の高値(1.17ドル台前半)に合わせて表示している。
中長期のチャート(この月足チャート)で判断するならば、「赤の破線」を割り込んで発せられたこの「売りシグナル」のターゲットは、「紫の破線」で表示した1.18ドル台の水平線と考える。
そして、月足チャートを見てのとおりに、上述のターゲット(1.18ドル台ミドル)は達成した、と考える。
■月足のウェッジを下抜けし、さらなる売りシグナル点灯 チャートに、長期のレジスタンス・ライン「紫の破線」を表示した。2008年以降のユーロ/米ドルが、下落トレンド(下落傾向)にあることを示している、と考える。
ユーロ/米ドル 月足1(再掲載、クリックで拡大)(出所:米国FXCM)
また、1.18ドル台に「紫の破線」で水平線を表示した。
これらの2本の「紫の破線」に注目すると、ユーロ/米ドルは、「三角保ち合い(ウェッジ)」を形成した、と考える。
2015年年初の値動きで、重要なチャート・ポイント1.2000ドルを割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。
そして、1.18ドル台の水平線「紫の破線」を、割り込み、「三角保ち合い(ウェッジ)」を下に抜けて、さらなる「売りシグナル」を発した、と考える。
■下落のターゲットは1.0000ドル近辺か 続いて、もう1つ別の月足チャートをご覧いただきたい。このチャートには、長期のレジスタンス・ライン「紫の破線」の平行線を表示した。
ユーロ/米ドル 月足2(クリックで拡大)(出所:米国FXCM)
そして、長期のレジスタンス・ライン「紫の破線」とその平行線「紫の破線」の値幅を示すために、「緑の破線(両端矢印)」を表示した。
この月足チャートを俯瞰すると、中長期のサポート・ライン「赤の破線」を割り込んで「売りシグナル」を発し、1.18ドル台の水平線「紫の破線」を割り込んでさらに「売りシグナル」を発した、と考える。これらの「売りシグナル」のターゲットは、パリティ(1.0000ドル)近辺と考えることができる。
続いて、3つ目の月足チャートを…
+10,750円 EURJPY両建て決済 意外に有利なユーロ円の異業者両建て
EURJPYのスワップ金利サヤ取り(異業者両建)でやっていた両建てポジションを決済しました。この運用法は南アフリカランド円や豪ドル円など高金利通貨がらみで行うことが多いので、ユーロ円(EURJPY)で仕掛けていたのを意外に感じる方もいるかもしれません。でも、とある業者さんのおかげで結構魅力的な仕掛けができたりするのです。それはヒロセ通商さんです