G20で為替安目的に政策やっているわけでないと説明=日銀総裁 News

G20で為替安目的に政策やっているわけでないと説明=日銀総裁

[東京 25日 ロイター] - 日銀の黒田東彦総裁は、25日午後の衆院財務金融委員会で、先月導入したマイナス金利政策に関し「為替安を目的に金融政策を行っているわけではない」との認識を示した。中国・上海で26、27日に開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の場で、こうした見解を説明する考えも示した。

焦点:実物資産「金」にマネーシフト、マイナス金利導入で勢い News

焦点:実物資産「金」にマネーシフト、マイナス金利導入で勢い

[東京 25日 ロイター] - 金(ゴールド)市場への資金流入が勢いづいている。昨年秋ごろまでは、原油の下げ過程で連れ安となっていたが、足元では原油安/株安に伴うリスク回避で買い進まれる逆相関の関係に転換。日欧のマイナス金利政策の導入で、中央銀行やペーパー資産への不信感が強まっていることも「実物資産」の魅力を増している。

海外経済の不確実性や金融資本市場変動に留意=2月月例経済報告 News

海外経済の不確実性や金融資本市場変動に留意=2月月例経済報告

[東京 25日 ロイター] - 政府は2月の月例経済報告で、国内景気の総括判断は据え置いたが、米国とユーロ圏について見方を弱めた。先行きについて「海外経済の弱さ」を挙げ、従来からの中国をはじめとするアジア新興国に加えて「資源国の景気下振れ」にも言及し、「国内経済の下押しリスク」につながるとの見方を示した。

焦点:シャープ、動き出す鴻海戦略 外資傘下の電機再生へ試金石 News

焦点:シャープ、動き出す鴻海戦略 外資傘下の電機再生へ試金石

[東京 25日 ロイター] - シャープは25日開いた臨時取締役会で、台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業による経営支援を受け入れるとともに、2018年初頭にも亀山工場(三重県)で有機EL量産の量を始めると発表した。有機ELはスマートフォン(スマホ)の主要部品になるとみられ、鴻海の世界展開に不可欠の戦略商品。日本の大手電機メーカーとして初めて外資の傘下で再生を期すシャープにとって、自社の技術力が問われる大きな課題が早くも浮上している。

G20で注目される積極財政論、日本が抱える格下げリスク News

G20で注目される積極財政論、日本が抱える格下げリスク

[東京 25日 ロイター] - 20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に向けて、財政政策の注目度が高まってきた。先進国で実施してきた金融緩和政策の限界点が意識され出す中、景気下振れを防ぐ役割が期待されている。だが、日本では、財政状態のさらなる悪化や、国債の格下げなどリスクも大きい。円債市場の「警報機能」が事実上喪失しているとの声もあり、財政規律の緩みという危険も付きまとう。

インタビュー:課徴金制度、実態に即した変更必要=公取委長 News

インタビュー:課徴金制度、実態に即した変更必要=公取委長

[東京 25日 ロイター] - 公正取引委員会の杉本和行委員長は25日、ロイターとのインタビューに応じ、カルテルなどの違反行為に対する課徴金制度について、調査に協力すれば課徴金額を減らすことのできる裁量型の導入も含め、経済社会の実態に合わせて変えていく必要があると語った。

アップルのロック解除問題、米連邦判事は技術上の詳細に関心 News

アップルのロック解除問題、米連邦判事は技術上の詳細に関心

[24日 ロイター] - 米アップルがカリフォルニア州サンバーナディーノで発生した銃乱射事件の犯人が所持していた携帯のロック解除を拒否している問題で、米政府への協力を先週命じた連邦裁判所のシェリ・ピム判事は、協力要請に含まれる技術内容について詳しい聞き取りを行いたい考えを示した。

月足終値で1.40ドル割れなら31年ぶり! 英ポンドを暴落させたボリスショックとは? ブログ

月足終値で1.40ドル割れなら31年ぶり! 英ポンドを暴落させたボリスショックとは?

■2016年注目通貨ペアの英ポンド/円が下落再開! みなさん、こんにちは。

 年初のコラムでご紹介したように、今年(2016年)の最注目通貨ペアの1つが英ポンド/円。

【参考記事】

●2カ月で16円暴落!ポンド/円は想定どおり急落! 株安・円高のカギはNYダウが握る(1月7日、西原宏一)

 その英ポンド/円は昨年(2015年)11月19日(木)の高値188.82円から一気に163.99円まで急落。約25円急落したことで、いったん調整に入っていたのですが、再び下げ足を早めています。

英ポンド/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:英ポンド/円 日足)

 そして今週(2月22日~)、英ポンド/円を長期にわたってサポートしてきた200週移動平均線が位置している162.95円を下抜けたことから下落が加速し、一気に154.73円まで急落。再びマーケットの注目を集めています。

【参考記事】

●ポンド急落の原因はロンドン市長にあり!? 6月国民投票で英国はEUを離脱するのか?(2月23日、西原宏一&松崎美子)

英ポンド/円 週足(出所:CQG)

■英ポンド下落の要因はロンドン市長のEU離脱支持 その英ポンド急落の要因は、ロンドン市長のボリス・ジョンソン氏(以下、ジョンソン氏)が、EU(欧州連合)からの離脱か残留かを問う国民投票で、「離脱」派を支持する考えを表明したことでした。

EU離脱派を支持する考えを表明した、ロンドン市長のボリス・ジョンソン氏 (C) Getty Images News

ロンドンのボリス・ジョンソン市長(51)が、英国が6月に行う欧州連合(EU)からの離脱か残留かを問う国民投票で、「離脱」派を支持する考えを表明した。与党・保守党の盟友で、人気が高いジョンソン氏のEU離脱支持は、残留を訴えるキャメロン首相に痛手となりそうだ。

ジョンソン氏は21日、報道陣に「根本的なEU改革ができるとは誰も本気でいえない」と述べ、「ずいぶん頭を悩ませたが、他の余地はない」と決意を語った。

出所:朝日新聞

 このロンドン市長のコメントで一気に急落して始まった今週(2月22日~)の英ポンドですが、通常こうした相場展開は、「ヘッドラインリスク」と言われ、他の要人が逆の意見のコメントをすると一気に反発することが多く、警戒すべきところです。

 しかし、週明けのアジア市場で急落した英ポンドは、ロンドン市場が始まっても売り圧力が収まらず、英ポンド/米ドルは重要なサポートである、1.4000ドルを一気に下抜けてきました。

英ポンド/米ドル 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:英ポンド/米ドル 4時間足)

 ここまで英ポンドが下落したのは、ジョンソン氏という人物が、イギリス国内での支持率がもっとも高い政治家であり、次期首相の最有力候補であるため、単なる「ヘッドラインリスク」としては片づけられないということのようです。

 ロンドン在住の松崎美子さんの言葉を借りれば、「私の近所の人たちもみんなボリスが大好きだし、影響力は非常に大きい」とのこと。

【参考記事】

●ポンド急落の原因はロンドン市長にあり!? 6月国民投票で英国はEUを離脱するのか?(2月23日、西原宏一&松崎美子)

  一方、EU残留を支持するのは、もちろんキャメロン首相。ジョンソン氏はキャメロン首相の…
マイナス金利で債券市場不安定化=木内日銀委員 News

マイナス金利で債券市場不安定化=木内日銀委員

[鹿児島市 25日 ロイター] - 日銀の木内登英審議委員は25日、鹿児島市内で会見し、1月の金融政策決定会合で日銀が導入を決めたマイナス金利政策は、すでに低下している金利水準をさらに押し下げる効果が大きくない一方、債券市場の不安定化を招いていると批判した。各種金利の基準となる翌日物金利が不安定化したためだ。