コラム:ユーロ圏で「テーパー・タントラム」が起きない理由

[ロンドン 5日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 米国債市場では3年前、連邦準備理事会(FRB)が量的緩和縮小を示唆したことを受けて「テーパー・タントラム(緩和縮小に対するかんしゃく玉の破裂の意味)」と呼ばれる大混乱が起きた。だがさえない経済成長が続く今のユーロ圏の国債市場は、事情がまったく異なる。欧州中央銀行(ECB)が毎月800億ユーロの債券買い入れを縮小するかもしれないと報道され、利回りが上昇した。といってもそれはせいぜい「テーパー・ウィンパー(緩和縮小への哀れな鳴き声)」といったところだろう。

参照元:ロイター: トップニュース

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