LIBRA事件の余波を受けるソラナ、現物ETF申請が連邦官報に掲載|10月に承認なるか
2025-02-20
ソラナETF申請、連邦官報に掲載
SEC(米国証券取引委員会)は2025年2月18日、ソラナ現物ETF申請を連邦官報に掲載し、正式に審査が開始されたことが明らかになりました。
この申請は、資産運用会社のVanEckや21shares、Bitwise、Canary CapitalによるソラナETFであり、SECは最長240日の審査期間を経て、10月頃に最終決定を下すものと見られています。
新体制のSECは仮想通貨に前向きな姿勢を示していることから、業界ではこれらのソラナETF承認への期待が高まっています。
LIBRAのラグプル事件でソラナの問題点が浮き彫りに
現在、Solanaチェーン上に構築されたミームコインを巡る問題が、SOLの価格に深刻な影響を与えています。
発端は、アルゼンチンのミレイ大統領がSNSで言及し話題を呼んでいた仮想通貨「LIBRA」で起きたラグプル(詐欺的な資金持ち逃げ)とされる事件です。この事件により、ソナラ上で展開される新規プロジェクトの信頼性を確認するメカニズムの欠如が指摘されています。
LIBRA事件の発生後、SOL価格は168.73ドルまで下落し、一時9%の下げ幅を記録しました。
この事件がETF審査にどれほどの影響を及ぼすかは不透明ですが、技術革新だけではなく、エコシステムの多様化と健全なガバナンス構造の構築が急務と指摘されています。
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Souce:VanEck / 21shares / Bitwise / Canary Capital
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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