コインチェック、第3四半期の収益が75%増の1,231億円に
日本の大手暗号資産取引所コインチェックは、2024年度第3四半期の財務結果を発表しました。
同期間の収益は前四半期比75%増加し、703億円から1231億円にまで伸びたとのことです。
- 取引量:前四半期比113%増の1,174億円(約7.49億ドル)
- 総収益:前四半期の703億円(約4.48億ドル)から75%増の1,231億円(約7.85億ドル)
- 売上総利益:前四半期比1135%増の48億円(約3,000万ドル)
- 営業損失:16.4億円(約1,040万ドル)
- 純損失:154.5億円(約9,800万ドル)
- 調整後EBITDA:1,005%増の27.6億円(約1,800万ドル)
- 顧客資産:72%増の1兆950億円(約69億ドル)
- 認証済みアカウント数:2.1%増加し、2,197,619件に到達
売上高は大幅増も、純損失は154.5億円
コインチェックの第3四半期は、暗号資産市場の回復と取引量の増加を背景に大幅な売上増となりました。総売上高は前四半期の703億円(約4.48億ドル)から75%増の1,231億円(約7.85億ドル)に達し、顧客資産も72%増の1兆950億円(約69億ドル)に拡大しました。
一方で、同期間の純損失は154.5億円(約9,800万ドル)となりました。これは、事業拡大や上場に伴う販売管理費の増加が主な要因とされています。
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Coincheck - 2025年第3四半期決算発表
ナスダック上場とThunder Bridge Capitalとの合併
コインチェックの親会社であるコインチェック・グループ(Coincheck Group N.V.)は、2024年12月10日にThunder Bridge IVとの合併を完了しました。これにより、コインチェックは同月11日からナスダック市場での取引を開始しました。
これに対し、マネックスグループの取締役会議長兼CEOである、松本大氏は下記のようにコメントしています。
ナスダック上場により、グローバル戦略的買収の機会が拡大し、日本国内での事業成長も加速できると考えています。
また、コインチェックグループの経営陣であるゲイリー・シマンソンCEOは、下記のように述べています。
この合併の成功が、当社の成長戦略において重要なマイルストーンとなり、暗号資産・Web3市場での地位を確立することに貢献しました
新サービスと今後の展開
コインチェックは、2025年1月13日にイーサリアム(ETH)のステーキングサービスを開始しました。これにより、ユーザーはETHを預けることで、自動的に報酬を得ることが可能になります。
また、同年2月10日には、世界規模でさまざまな暗号資産のステーキングサービスを提供するため、Next Finance Tech Co., Ltd.を買収しました。
今後、新しい収益モデルの開発や日本市場でのさらなる拡大が期待されています。
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参照元:NFT Media