米サークル「USDC」、Unichainにネイティブ対応開始
USDCがUnichainにネイティブ対応開始
米サークル(Circle Internet Financial)発行の米ドル建てステーブルコイン「USDC」のネイティブ型トークンが、レイヤー2(L2)ブロックチェーン「ユニチェーン(Unichain)」に対応開始した。サークルが2月11日発表した。
また今回サークルは、ネイティブ型「USDC」のブロックチェーン間転送を可能にする「クロスチェーン転送プロトコル(Cross-Chain Transfer Protocol:CCTP)」も「ユニチェーン」に対応したとのことだ。
今回の対応によりネイティブ「USDC」は合計18チェーン上で発行されることになった。
現在は「ユニチェーン」の他、イーサリアム(Ethereum)、ソラナ(Solana)、アルゴランド(Algorand)、アバランチ(Avalanche)、ヘデラ(Hedera)、ステラ(Stellar)、ノーブル(Noble:コスモスエコシステム)、アービトラムワン(Arbitrum One)、ベース(Base)、OPメインネット(OP Mainnet)、ニア(NEAR)、ポルカドット(Polkadot)エコシステム、ポリゴンPoS(Polygon PoS)、セロ(Celo)、ズィーケーシンク・エラ(zkSync Era)、スイ(Sui)、アプトス(Aptos)の17チェーン上でネイティブ発行されている。
また「CCTP」は「ユニチェーン」を含め、イーサリアム(Ethereum)、OPメインネット(OP Mainnet)、アービトラム(Arbitrum)、ポリゴンPOS(Polygon POS)、アバランチ(Avalanche)、ベース(Base)、ノーブル(Noble)、ソラナ(Solana)、スイ(Sui)、アプトス(Aptos)の11チェーンに対応している。今回の「アプトス」対応により、11×10=110のルートでネイティブ「USDC」が転送できるようになった。
「ユニチェーン」は、分散型取引所(DEX)「ユニスワップ(Uniswap)」開発元のユニスワップラボ(Uniswap Labs)が構築したDeFi(分散型金融)向けのイーサリアム(Ethereum)レイヤー2ブロックチェーン。今回の発表と同日の2月11日にメインネットが一般公開された。
なお同チェーンは、「OPラボ(OP Labs)」開発のブロックチェーン開発キット「OPスタック(OP Stack)」を用いて開発されている。「OPラボ」は、イーサリアムL2ブロックチェーンである「OPメインネット(OP Mainnet)」の開発元でもある。
USDC and Circle’s developer tools are now live on @unichain!
— Circle (@circle) February 11, 2025
Developers building on Unichain now have access to USDC, CCTP, and Programmable Wallets to build secure and scalable onchain apps that can easily onboard users across blockchains.
As the world’s largest regulated… pic.twitter.com/I07knUOvbv
参考:サークル・CCTPドキュメント
画像:iStocks/Who_I_am
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参照元:ニュース – あたらしい経済