カナダ上場企業、ドージコイン100万枚購入「準備金はビットコイン以外でも」
Neptune Digital社、DOGEを大量取得
カナダのブロックチェーン企業「Neptune Digital Assets(ネプチューン・デジタル・アセット)」は2025年2月4日に、仮想通貨準備金の一環として、ドージコイン(DOGE)を100万枚購入したことを明らかにしました。
今回の発表では、ビットコイン(BTC)を20 BTC取得したことと併せて、2024年12月27日に、1DOGEあたり平均0.37ドルで100万 DOGE(37万ドル/約5,660万円)を取得したことを報告しています。
同社はこれまで、主にビットコインを準備金として運用していましたが、今回のDOGE取得により、ビットコイン以外の仮想通貨による準備金戦略の道を示しました。
公式発表の中で、同社CEOであるケール・ムーディ氏は次のように説明しています。
これまでもお伝えしてきた通り、Neptuneは今後も資産を積極的に取得し、Sygnumの信用枠を活用して購買力を高めていきます。
BTCを中核とする当社の成長戦略の一環として、今回の取得も慎重に管理した上で実施しており、今後も引き続きリスクと債務レベルを考慮しながら仮想通貨の取得を進めていきます。
仮想通貨準備金が拡大を見せる
現在、ビットコインをはじめとする仮想通貨準備金を採用するケースが拡大しつつあります。最近では企業だけではなく、国として取り入れを採用を検討する事例もあり、大きなムーブメントの1つになっています。
アメリカのトランプ大統領が1月24日、ビットコイン準備金を検討することを含めた大統領令に署名したことは広く知られており、準備金に関する動きに大きな注目が集まっています。
さらに、Ripple(リップル)のCEOであるブラッド・ガーリングハウス氏がトランプ大統領と協議し「準備金の資産はビットコイン以外にも分散すべきだ」と主張したことも報じられています。
今回のNeptune Digital Assets社の発表は、まさしく「準備金の中での分散化」と見られる動きであり、今後の動向に期待が寄せられています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=153.17円)
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Souce:Neptune Digital Assets公式発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用