ビットコイン価格「決断の時が近づいている」著名アナリスト予想
価格変動の鍵は「非農業部門雇用者数(NFP)」
86万人のチャンネル登録者数を持つ著名な仮想通貨アナリストのベンジャミン・コーエン氏は2024年1月31日に、ビットコイン(BTC)の価格が間もなく重要な局面を迎える可能性があるとの見解を示しました。
同氏は、自身のYouTubeチャンネルで「ビットコイン:決断の時は来週」と題した動画を公開し、来週に発表が予定されている非農業部門雇用者数(NFP)の内容次第で「ビットコインが決断の時を迎える」と述べています。
非農業部門雇用者数(NFP)とは、米国の農業部門を除いた雇用者数の変動を示す経済指標です。毎月第1金曜日に米国労働省労働統計局(BLS)が発表し、米国経済の雇用状況を把握する重要な指標の一つとされています。
コーエン氏は、ビットコイン価格が下落する主な要因は、インフレもしくは失業率の上昇に関連しているとの見解を述べており「昨年6月から9月にかけて失業率が上昇を続けた際に、ビットコインもそれに応じて下落した」と指摘しています。
具体的な指数として、現在予想されている「失業率4.1%」を挙げ、これ以上の報告がなされた場合にはビットコイン価格が下落する可能性があると警鐘を鳴らしています。
次の大きな上昇は2月初旬に起こる可能性がある?
また、コーエン氏は「労働市場のデータが大きく崩れない限りは、12万〜15万ドル(1,860〜2,320万円)の範囲でビットコイン価格が上昇する可能性がある」との見解も示しました。
同氏は、ビットコインチャートが過去のパターンと類似している点を指摘しており「もしこのパターンが続くとすれば、次の大きな上昇は2月初旬に起こる可能性がある」と価格上昇の可能性を示唆しました。
ビットコイン価格の上昇・下落について、コーエン氏は次のように述べています。
結論として、ビットコインの”決断の時”は来週です。失業率データの発表後、市場の動向がより明確になるでしょう。
もしビットコインが昨年と同じパターンを繰り返すのであれば、2月初旬から新たな上昇トレンドが始まる可能性が高いと考えています。。
逆に、労働市場データが予想外の結果を示した場合、市場は混乱し、一時的な調整が発生する可能性があります。
いずれにせよ、市場の動向を注視することが重要です。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=155.21円)
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Souce:YouTube
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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