Napier Labs、利回りトークン化プロトコル「Napier Finance v2」の追加情報を公開

Napier LabsがNapier Finance v2の追加情報を公開

大手DeFi(分散型金融)プロトコル「カーブファイナンス(Curve Finace)」の創業者らが出資するなどで注目を集めるDeFiプロジェクト「ネイピアファイナンス(Napier Finance)」の主要開発元「ネイピアラボ(Napier Labs)」が、新プロトコル「ネイピアファイナンスv2(Napier Finance v2)」についてのブログを1月15日に公開した。

「ネイピアファイナンス」は、利回りつきトークンの利回りを、元本から分離したトークンとして取引可能にする「利回りのトークン化」を行うプロトコル。具体的には、「LST(Liquid Staking Token)」のような利回り付きのトークンを、元本部分である「PT(Principal Token)」と、利回り部分である「YT(Yield Token)」に分離し利回りの取引を可能にする。

発表によると、「ネイピアファイナンスv2」は「GPLv3ライセンス(フリーかつコピーレフトを主張するGNU一般公衆ライセンス)」の元、オープンソースでリリースされる予定であり、リリースされた後は誰もコードを変更できないようになり永久に利用可能になるとのことだ。

またv2プロトコルはモジュラー型であると説明されており、「ネイピアファイナンスv2」のプロトコルを使用することで誰もがPT/YTを作成可能で、取引システムや貸出システムの導入が可能だという。

これにより、従来の「利回りのトークン化」プロトコルと違い、キュレータ(市場の所有者)として参加するユーザーは、その利回り製品の所有権を有しユーザーの需要に応じた独自の利回り資産を提供することが可能になる。

ネイピアラボは以前、ソーシャルプログラム「ラマレース(Llama Race)」と題したポイント配布プログラムを実施し、v2プロトコルの準備に向けて一時停止していた。ブログによるとポイントプログラムはv2 のリリースとともに再開され、以前獲得したポイントも維持されるとのこと。

この詳細については今後発表されると述べられている。

なおネイピアラボは、日本人起業家の小副川祐輔氏が起業したドバイ拠点の企業だ。 

参考:ネイピアブログ
画像:iStocks/StudioM1

関連ニュース

参照元:ニュース – あたらしい経済

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です