ビットコインの時価総額が約300兆円に|成長速度で金やアップル株を凌駕
わずか15年で急成長したビットコインの時価総額
著名な経済学者である成田悠輔氏は2024年12月27日に、ビットコイン(BTC)の時価総額が約308兆円(12月30日時点)に達したことについてX(旧Twitter)で言及しました。
この投稿は短期間で約288万回閲覧され、ビットコインの驚異的な成長が話題となっています。
成田氏は投稿内で「ビットコインの成長速度は、東京の高級マンション市場や純金、さらにはアップル株を大きく上回る」と述べています。
誕生からたった15年のビットコインの時価総額が300兆円を超えてる。東京のタワマンも、純金も、アップル株でさえ足元にも及ばない成長率。人類の歴史上もっとも利益率の高い資産でありスタートアップである。という奇跡がそこらの人にも政治家にもあんまり理解されてないことに驚く
— 成田 悠輔 (@narita_yusuke) December 27, 2024
記事執筆時点でのビットコイン時価総額は約1.8兆ドル(約300兆円)で、金の約17兆ドル(約2,660兆円)やアップルの約2.65兆ドル(約415兆円)には及びませんが、その成長スピードに注目が集まっています。
わずか15年で達成したこの時価総額規模は、金やアップル株の歴史的背景を考えると異例の成長率とみられています。
仮想通貨市場の今後の展望
ビットコインが急成長を遂げた背景には、デジタル資産への需要拡大や、ブロックチェーン技術が評価され、応用可能性が広がった点が挙げられます。特に2020年以降の機関投資家の参入は、ビットコインの普及に大きく寄与しました。さらに、法定通貨の価値低下に対するヘッジ手段としても注目されています。
一方で、ビットコイン市場は価格のボラティリティや法規制の不透明さといった課題を抱えています。一部の専門家は、今後の規制強化が市場にどのような影響を与えるかについて警鐘を鳴らしています。
今後、仮想通貨市場がさらに成熟し、安定性と透明性を高めることで、より多くの人々が参加する金融エコシステムが構築されると期待が寄せられています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=156.45円)
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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用