pafinの「クリプタクト」がオープンシーに対応、NFT取引を自動損益計算
「クリプタクト」がオープンシーに対応
暗号資産(仮想通貨)の自動損益計算サービス「クリプタクト」が、大手NFTマーケットプレイス「OpenSea(オープンシー)」に対応開始した。「クリプタクト」運営のpafin(パフィン)が8月18日発表した。
今回の対応により「クリプタクト」では、「オープンシー」における複雑なNFT取引の損益計算を自動で行い、確定申告まで一元的にサポートできるようになったとのこと。
なおパフィンによると、NFT単体を暗号資産で購入する取引が、「オープンシー」の全体の取引の70%を占めているとのことだ。
またパフィンはNFTへの確定申告は複雑化していると述べている。NFT取引で所得に応じた確定申告をするためには、取引の損益計算を行い、年間の利益額(または損失額)を把握する必要があるという。ただ、NFT売買では取引履歴の取得ができない、また損益計算用のデータが整備されていないなどの理由で、自分で売買の履歴を管理して原価計算や利益の計算を行わなければならないとのこと。
そのため損益計算を行うためには細かな取引情報が必要な上、自分がどの「所得区分」として計算すべきかも把握する必要があるという。こういったことから、納税までの手続きは非常に複雑かつ専門的な知識を要すると説明がされている。
さらにオープンシーでは、今年7月にNFTコレクター同士で直接NFTの交換ができる新機能「ディールズ」を実装している。このような新機能により、NFTに関する取引の多角化が進み、損益計算はより煩雑になっているとのことだ。
今回「クリプタクト」が「オープンシー」のサポートをすることで、NFT取引による損益計算に関する煩わしさの軽減を実現するとのことだ。
なおパフィンでは「クリプタクト」において、DeFi(分散型金融)取引のアグリゲーション機能を提供している。同機能では、DeFi取引の自動集約や取引内容の自動識別や編集、損益計算までワンストップで管理ができるという。
ちなみに同機能では、バイナンススマートチェーン(Binance Smart Chain)、イーサリアム(Ethereum)、ポリゴン(Polygon)、アバランチ(Avalanche)、ファントム(Fantom)に対応している。
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参考:WSJ
デザイン:一本寿和
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参照元:ニュース – あたらしい経済