今話題のオープンエディションNFTとは?
NFTのドロップスタイルの一つに、「オープンエディション」と呼ばれるものがあります。
最近、新しいNFTプロジェクトが相次いでオープンエディションというNFTの方式を採用して販売力を高めており、話題となっています。
今回の記事では、話題沸騰中のオープンエディションNFTと、その代表的なコレクション「Checks VV Edition」を紹介いたします。
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NFTの販売個数制限がないうえに低価格
オープンエディションのNFTは、制作個数に上限がなく、比較的低価格で販売されています。
このように、希少価値を生み出すのではなく、参入障壁を低くすることで売上を伸ばしているのが特徴です。
実際に、ほとんどのオープンエディションNFTが10ドル未満で販売されています。
もちろん、二次流通で価値が上がることもあります。
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Twitterのチェックマークがモチーフのコレクション「Checks VV Edition」
オープンエディションNFTの代表例に、「Checks VV Edition」があります。
「Checks VV Edition」は、アーティストのジャック・ブッチャー氏が2023年1月に公開したNFTコレクションです。1つあたり8ドル(約1,050円)で販売され、公開から24時間以内に16,000点以上がミントされました。
このコレクションは、Twitterのチェックマーク(認証マーク)をモチーフにしており、2022年11月にイーロン・マスク氏が、チェックマークを8ドルですべてのユーザーが手に入れられるようにした一連の出来事が起こったタイミングで、展開されたコレクションです。
「Checks VV Edition」は、マーケットプレイスOpenSeaにてフロア価格1.94ETH(約387,127円)で取引されるまで価格が高騰しています。(2023年2月11日時点)
Checks VV Edition OpenSea:https://opensea.io/collection/vv-checks
ジャック・ブッチャー氏 Twitter:
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NFTを「バーン」することで、数を減らし価値を高める
「Checks VV Edition」の価値が急上昇した理由は、このコレクションにバーン・メカニズムが組み込まれているからです。
バーンとは、一定数のNFTを削除することで数を減らし、より希少価値の高いNFTにすることができる仕組みです。
「Checks VV Edition」のホルダーは、保有するNFTをバーンすることで、オリジナルでオンチェーンNFTにすることができます。
こうすることで、派生プロジェクトに繋げることができます。
例えば、アーティストのヴィンセント・ヴァン・ドウ氏が、二次創作したカエルのぺぺをイメージしたオリジナルエディションは、1つあたり7ドルの価格で23万8000個販売されました。
そしてこのNFTは、合計160万ドル(約2.2億円)の収益を記録しました。
ヴィンセント・ヴァン・ドウ氏関連ツイート:
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2023年はNFT取引額が大幅増加
オープンエディションのNFTは、NFT市場を盛り上げている注目のドロップです。
2023年1月だけで、NFTの総売上高は9億4600万ドル(約1,243億円)に跳ね上がり、2022年12月から38%も増加しました。
また、2月に入ってからのオープンエディションNFTの販売量は、今後も増加することが予想されます。
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元記事:https://nftnewstoday.com/2023/02/08/new-open-edition-nfts-ignite-market-surge/
https://www.one37pm.com/nft/checks-vv-jack-butcher
参照元:NFT Media