FX・CFD編:夫婦口座使い分ポイントと考え方

「仮想通貨・ソーシャルレンティング編」「株式投資編」と分けて説明してきた夫婦口座使い分け、最後は「FX・CFD編」です。このブログ読者でも一番取引が多い分野です。FX・CFD編:夫婦口座使い分ポイント使い分け検討時に注視すべき重要ポイント申告分離の雑所得となる先物・FX・CFD・FXオプションと損益合算対象はが広い。3年間の損失繰越も可能自営業・専業主婦は国民健康保険料にも影響でる。このグループは、申告分離の雑所得扱いで20.315%の税率になります。利益を大きく出しても税率が上がる心配はありません。ただ、「総合口座 源泉徴収あり」という制度はないので、一定利益以上の利益を出せば確定申告が必須となります。確定申告自体は、税金を減らすための大切な制度で慣れておくべきです。株式投資に比べて「FXは利益を手堅く出す取引」が可能です。確定申告をする覚悟さえ決めれば、しっかりと稼いでいける分野でもあります。FX・CFD取引だけでなく日経225先物やFXオプションも損益合算対象が広くなっているため、取引をここに集中させるというのも有効です。例えば・・・NYダウ売買であれば・・・株式市場での投信・ETF買い⇒くりっく株365NYダウで取引する・・・・こうすることで、FXとの損益合算が出来るようになります。米国個別株にもCFD取引ができる銘柄が多数あります。これも、グーグルなどをCFD銘柄として取引すれば、その損益はFXと合算ができます。ただ個別株CFD取引は、手数料無料ではあるものの金利負担が余計に発生します。短期売買では個別株CFD取引が優位になるのですが、長期保有となると現物株売買の方が有利となり易いです。FX・CFDグループは、株式投資グループと同様に3年間の損失繰越も認められています。ただ、株式投資のような特定口座制度がないため、自営業の方などは利益がでると、国民健康保険料も上昇することになります。これは、専業主婦が大きく利益を出したときも同じです。社会保険料の扶養家族から外れるくらいの利益となれば、国民健康保険料+国民年金保険料負担が発生します。 これは、株式投資でも同じじゃないのか? ここは、大きく違うんです。株式投資の場合、「特定口座 源泉徴収あり」にして確定申告をしなければ大きな利益がでても扶養家族からはずれずに済みます。なので、国民健康保険料負担などは発生しません。なんか・・・不思議ですよね不思議だけれど、制度上そうなっているのです。これらのポイントを元に、夫婦口座の使い分けを考えています。FX・CFD編:夫婦口座使い分け参考例夫:普通に運用する。妻:「配偶者控除」「社会保険の扶養家族」に利益が収まる範囲内での運用法にする。基本的に夫側が運用の中心になります。奥様の方は、税金のかからない範囲内でやっていくというのが、税金対策上は有効です。運用法としては、専業主婦(配偶者控除対象外)で紹介したものが使えます。参考記事:専業主婦(配偶者控除対象外)のiDeCo(イデコ)活用法 利益上限を専業主婦住民税無税枠である33万円くらいに置きかえて運用します。スワップポイントサヤ取りでやる場合には、FX口座の「スワップポイント発生タイプ」には十分にご注意ください。参考記事:FX口座別 スワップポイント発生タイプ分類 2019年最新情報 3つのタイプがあり、自分の取引口座がどのタイプかの把握は必須です。把握しておかないと「年間33万円以内」といった無税枠の計算が狂ってくることにもなります。一番重宝するのが「振替機能あり」のタイプです。溜めておいたスワップポイントを自分の好きなタイミングで口座残高に反映できるので、相当細かい調整ができます。高スワップポイント組の中では、「みんなのFX」や「ヒロセ通商」が「振替機能あり」です。スワップ放置投資で無税枠の範囲内で運用するのであれば、この2社あたりが候補になります。 無税枠内で運用する方法は、いまのところ4つあります。先日、スワップポイントサヤ取り・トライオートでのリピート系自動売買については既にご紹介しています。参考記事:専業主婦(配偶者控除対象外)のiDeCo(イデコ)活用法 この辺は、「無税の枠に収めるための運用法」として記事にまとめさせていただきます。

参照元:お気楽FX 相場生活入門編

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