昨日のドル円相場ときょうのひとこと(8/1 水)
2018-08-01
------------7/31ドル円相場--------------------------
日銀の「強力な金融緩和継続のための枠組み強化」で円売りの流れ。米中貿易摩擦の緩和期待で流れが加速すると112円目前まで上伸。
OP111.055 HI111.955 LO110.719 CL111.836
-----------7/31主な出来事-------------------------
07:45 (NZ) 6月住宅建設許可件数(前月比) -7.6%
前回7.1% (6.9%)
08:30 (日) 6月失業率 2.4%
2.2%
予想2.3%
08:50 (日) 6月鉱工業生産・速報値(前月比) -2.1%
前回-0.2%
予想-0.3%
10:00 (中) 7月製造業購買担当者景気指数(PMI) 51.2
前回51.5
予想51.3
10:30 (豪) 6月住宅建設許可件数 (前月比) + 6.4%
前回-3.2%(-2.5%)
予想+1.0%
13:03 日銀、「強力な金融緩和継続のための枠組み強化」を発表
15:00 (独) 6月小売売上高指数(前月比) +1.2%
前回-2.1% (-1.6%)
予想+1.0%
15:30 (日) 黒田日銀総裁、会見
「長期金利(10年債利回り)、現在の±0.1%の倍程度の変動を想定」「フォワードガイダンス導入で、早期の金利引き上げ観測が完全に否定できる 」「追加緩和限界論にくみしたということはない」「金融仲介機能に大きなマイナスないよう留意していく 」
16:55 (独) 7月失業者数(前月比) -0.6万人
前回-1.5万人 (-1.4万人)
予想-1.0万人
(独) 7月失業率 5.2%
前回5.2%
予想5.2%
18:00 (ユーロ) 7月消費者物価指数(HICP、速報値)(前年同月比) 2.1%
前回2.0%
予想2.0%
18:00 (ユーロ) 4-6月期GDP速報値(前年同期比) 2.1%
前回2.5%
予想2.2%
18:00 (ユーロ) 6月失業率 8.3%
前回8.4% (8.3%)
予想8.3%
21:30 (加) 5月GDP(前月比) 0.5%
前回 0.1%
予想0.3%
21:30 (米) 4-6月期四半期雇用コスト指数(前期比) 0.6%
前回0.8%
予想0.7%
21:30 (米) 6月個人消費支出(PCE)(前月比) 0.4%
前回0.2% (0.5%)
予想0.4%
21:30 (米) 6月個人所得(前月比) 0.4%
前回0.4%
予想0.4%
21:30 (米) 6月PCEコア・デフレーター(前年比) +1.9%
前回+2.0%(+1.9%)
予想+2.0%
22:00 (米) 5月ケース・シラー米住宅価格指数(前年同月比) 6.51%
前回6.56%(6.69%)
予想6.40%
22:24 米中が交渉再開を模索、全面的な貿易戦争の回避めざし-関係者
22:45 (米) 7月シカゴ購買部協会景気指数 65.5
前回64.1
予想62.0
23:00 (米) 7月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)127.4
前回126.4 (127.1)
予想126.0
---------7/31株式・債券・商品---------------------
日経平均 22553.72△8.88
豪ASX 6280.201 △1.809
上海総合 2.647%▼0.002
英FT 7748.76△47.91
独DAX 12805.5△7.30
NYダウ 25415.19△108.36
日10年債利回り 0.0620%▼0.0400
豪10年債利回り 2.647%▼0.002
英10年債利回り 1.330%▼0.013
独10年債利回り 0.443%▼0.002
米2年債利回り 2.6694%△0.0081
米10年債利回り 2.9598%▼0.0130
NY原油 68.76 ▼1.37
NY金 1233.60△2.10
------------8/1きょうの注目材料---------------------
<国内>
特になし
<海外>
07:45 4-6月期NZ失業率
10:45 7月財新中国製造業PMI
16:50 7月仏製造業PMI改定値
16:55 7月独製造業PMI改定値
17:00 7月ユーロ圏製造業PMI改定値
17:30 7月英製造業PMI
21:15 7月ADP全米雇用報告
22:45 7月米製造業PMI改定値
23:00 6月米建設支出
23:00 7月米ISM製造業景況指数
23:30 EIA週間在庫統計
27:00 米FOMC政策金利発表
-----------8/1きょうのひとこと---------------------
日銀は事実上長期金利の上昇を容認したとの報道が目立ちますが、それは評価としてちょっと違うかなあという印象です。19年10月の消費増税後も大規模緩和を維持する必要性が高まったため、その間に債券市場が死んでしまわないように、活動スペースを拡げたという事だと思います。つまり、副作用対策が主眼の緩和修正ではなく、緩和長期化ありきの副作用対策という事でしょう。その日銀に代わり、本日は米FOMCが登場します。こちらは利上げ継続姿勢を改めて示す可能性が高く、日米金融政策スタンスの方向性格差に市場の関心が向かえば、ドル高・円安が進みやすくなりそうです。
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