105_その他

今日のテクニカル見通し:トルコリラ/円 ブログ

今日のテクニカル見通し:トルコリラ/円

トルコリラ/円相場は、今月15日に28.90円台まで下落して今年4月に付けた過去最安値(28.853円)に迫りました。安値更新となった場合は未踏の世界に足を踏み入れることとあり、28円ちょうどなどの心理的節目を手がかりに下値を手探りで模索する事となりそうです。

クロス円がこうした中では対ドルの動きが気になるところですが、こちらも過去最安値更新が目前となっており、目標値算出の点ではあまり当てになりません。ただ、ドル/トルコリラが4リラ台に上昇(=対ドルで安値更新)する場面ではオーバーシュートの動きも警戒されるため、可能であれば対ドル相場の動きにも注意したいところです。


(上記トルコリラ/円日足の外貨ネクストネオのチャートは11/17の10:52現在)

○下値目処について
冒頭で触れたとおり、4/14安値(28.853円)を更新すると、そこは未踏の値です。強いてあげれば日足のボリンジャーバンド-2シグマ(28.760円)や、4/14安値28.853円-9/18高値32.365円の値幅の倍返し(25.341円)くらいしか見当りません。28円ちょうど等の心理的節目や、対ドル相場の動きを眺めつつ下値を模索する事となりそうです。

○上値目処について
日足の一目均衡表の転換線(29.340円)を突破できれば、目先の下落圧力は和らぎそうです。その場合は戻り余地を試す展開への移行が予想されます。9/18と10/23の高値を結ぶレジスタンスライン(29.80円前後)や日足のボリンジャーバンド+2シグマ(30.521円)が上値目処として上げられるでしょう。もっとも、日足チャート上に窓(10/23高値30.935円-10/6安値31.038円)が開いたままとなっており、ここを埋められない間は下押しの流れが継続していると考えられます。


○下値目処
28.853円(4/14に付けた過去最安値)
28.760円(日足のボリンジャーバンド-2シグマ)
27.782円(月足のボリンジャーバンド-2シグマ)
25.341円(4/14安値28.853円-9/18高値32.365円の値幅の倍返し)

○上値目処
29.204円(6日線)
29.340円(日足の一目均衡表の転換線)
29.640円(20日線)
29.80円前後(9/18と10/23の高値を結ぶレジスタンスライン)
29.940円(日足の一目均衡表の基準線)
30.521円(日足のボリンジャーバンド+2シグマ)
30.935円(10/23高値)-31.038円(10/6安値)・・・チャート上の窓
メキシコペソ/円、バンド押し下げで下押し再開か ブログ

メキシコペソ/円、バンド押し下げで下押し再開か

メキシコペソ/円は先月後半から概ね5.80円台後半?6.00円前後でレンジを形成していましたが、昨日は5.827円まで下落して約半年ぶりの安値水準を付けました。今月21日まで開催される北米自由貿易協定(NAFTA)の5回目の会合で、米・加・メキシコいずれの国も閣僚が参加しないことが明らかとなり、交渉停滞が懸念された事が重しとなっています。

日足チャート上でボリンジャーバンドを見ると、バンドの上下の幅が狭くなっているところでバンド下限を押し下げる陰線が出現しており、下落トレンドが再開した可能性があります。足下で下値支持となっている2016年11月安値?2017年7月高値の下げ幅38.2%押し水準(5.835円)を明確に割るようならば、週足の一目均衡表の雲(今週は5.487円-5.775円)に向けた一段安もあるでしょう。
ランド/円、チャート・材料共に下向き ブログ

ランド/円、チャート・材料共に下向き

ランド/円は今年3月に9円目前まで上昇した後は、3月と9月の高値をレジスタンス、4月と8月の安値をサポートとする三角もち合いを形成していましたたが、10月後半にもち合いを下抜けました。その後やや値を戻したものの、もち合い下限に阻まれて失速すると、11月13日の朝方に2016年11月以来となる7.858円まで一段安となっています。今月9日にズマ大統領が高等教育の無償化を発表したが、厳しい財政の中で更なる重しになると解されて格下げが懸念された事も、ランド/円の下げに拍車を掛けています。ファンダメンタルズ面からも下向きの材料が出ており、ランド/円は下落トレンドに入った可能性が高まっています。こうした中で年初来安値を更新するようならば、目先的には週足の一目均衡表の雲下限(今週は7.617円)に向けた一段安もあるでしょう。
今夜から明朝の注目材料は? ブログ

今夜から明朝の注目材料は?

東京市場のドル/円は113.70円を挟んで小動きとなる中、日経平均が引けにかけて下げ幅を拡大すると113.30円台まで小幅安となりました。欧米市場に入る前に注目イベントを確認しておきましょう。

11/13(月)
18:00  コンスタンシオECB副総裁、講演
26:45  黒田日銀総裁、講演

11/14(火)
11:00  10月中国鉱工業生産
11:00  10月中国小売売上高
※☆は特に注目の材料

本日も米国で目玉となる材料が見当らない事から、ドル/円は東京市場に続いて米長期金利や欧米株価などを眺めつつ方向感を模索する事となりそうです。

なお、ポンドは前日の「英与党・保守党議員40名が、メイ首相に対する不信任を表明する書簡への署名に同意」との報道に反応して、東京市場では軟調に推移しました。欧州市場での反応に注目です。
 
カナダドル/円、年内利上げ期待が再び高まるか ブログ

カナダドル/円、年内利上げ期待が再び高まるか

カナダ/円は先月15日に91.60円台まで上昇したあとはじり安で推移。19日に加中銀(BOC)のレーン副総裁がカナダドル高について言及した事や、28日にポロズBOC総裁が「次回の利上げは経済指標次第」と発言した事などから、利上げペースが緩むとの見方が一因となっているようです。金利先物市場から見た年内の利上げ確率は、先月8日の79%台をピークに、今月19日には45%台まで低下しています。

こうした中で利上げ期待が再び高まるか、本日の加9月消費者物価指数に注目です。市場予想は前年比+1.7%と、8月(+1.4%)より伸びが加速する見通しだ。予想を上回るようならばBOCの利上げ期待が再浮上してカナダドルが買われやすくなると見ます。
今夜の注目材料は? ブログ

今夜の注目材料は?

東京市場のドル/円は、米上院での予算決議案の可決を受けて米長期金利が上昇すると、一時113.30円前後まで上昇しました。欧米市場に入る前に注目イベントを確認しておきましょう。

10/20(金)
17:00  8月ユーロ圏経常収支
17:30  ノボトニー・オーストリア中銀総裁、講演
21:30☆9月カナダ消費者物価指数
21:30☆8月カナダ小売売上高
23:00☆9月米中古住宅販売件数
27:00  メスター米クリーブランド連銀総裁、講演
--:--  EU首脳会議(19日?)
※☆は特に注目の材料

米国で9月中古住宅販売件数が発表されますが、やや小粒です。こうした中、ドル/円が一段と上値を追う展開となるか、海外市場での米予算決議案可決を受けた米長期金利の動きがカギとなるでしょう。

なお、カナダで9月消費者物価指数が発表されます。市場予想は前年比+1.7%と8月(+1.4%)を上回る見通しとなっており、予想を上回れば加中銀(BOC)の利上げ期待が再浮上する事も考えられます。
 
今日のテクニカル見通し:NZドル/円 ブログ

今日のテクニカル見通し:NZドル/円

NZドル/円は、昨日の大陰線出現により下値が意識されやすくなっているものの、週足の一目均衡表の雲上限は割り込んでいないなど、本格的な下落局面に入ったとは言いづらい状態です。目先は先月安値も位置する78円台での攻防の行方に注目です。


(上記NZドル/円・週足の外貨ネクストネオのチャートは10/20の10:59現在)


(上記NZドル/円・日足の外貨ネクストネオのチャートは10/20の10:59現在)

○下値目処について
現状でボリンジャーバンド-2シグマ(78.910円)を割り込んでおり、冒頭で触れた78円台で下げ止まるか、まさに正念場となっています。すぐ下に週足の一目均衡表の雲上限(78.662円)や9/7安値(78.196円)がありますが、これらをも割ってしまうようならば、月足の一目均衡表の基準線(76.460円)や週足の一目均衡表の雲下限(76.398円)が位置する76.40円レベルまで下ね余地が拡大しそうです。

○上値目処について
仮に現時点での本日高値(79.222円)を更新したとしても、200日線(80.009円)や20日線(80.358円)が上値を抑えそうです。昨日の上伸を阻んだ日足の一目均衡表の雲上限(81.055円)を超えれば下値不安は和らぎそうですが、短期的にはボリンジャーバンド+2シグマ(81.805円)が戻りいっぱいと見ます。

○下値目処
78.662円(週足の一目均衡表の雲上限)
78.196円(9/7安値)
76.460円(月足の一目均衡表の基準線)
76.398円(週足の一目均衡表の雲下限)
75.516円(月足の一目均衡表の雲下限)

○上値目処
78.910円(ボリンジャーバンド-2シグマ)
79.222円(現時点での、10/20高値)
79.614円(日足の一目均衡表の雲下限)
79.796円(月足の一目均衡表の転換線)
79.882円(52週線、日足の一目均衡表の転換線)
79.985円(6日線)
80.009円(200日線)
80.026円(週足の一目均衡表の基準線)
80.120円(26週線)
80.349円(13週線)
80.358円(20日線)
80.468円(週足の一目均衡表の転換線)
80.762円(75日線)
80.779円(日足の一目均衡表の基準線)
80.956円(10/19高値)
81.055円(日足の一目均衡表の雲上限)
81.805円(ボリンジャーバンド+2シグマ)
今日のテクニカル見通し:南アフリカランド/円 ブログ

今日のテクニカル見通し:南アフリカランド/円

ランド/円相場は、8月時点では年初の勢いがすっかり失われたと見ていましたが、その後の動きを見ると、三角もち合いに入っていたと考えられます。仮にそうだとするならば、目先的には上昇の勢いがまだ残っている可能性もあり、もち合い上抜け時は上昇トレンド再開につながる公算です。


(上記ランド/円日足のG.comチャートは10/19の11:13現在)


(上記ランド/円日足の外貨ネクストネオのチャートは10/19の11:13現在)

○上値目処について
8.30-40円台に週足の一目均衡表の基準線や200日線をはじめ多数の目標値がありますが、フォー目ション上は冒頭で触れた三角もち合い上限(8.50円台)です。このあたりを突破できれば、5月以降上値抵抗ゾーンとなっている8.70円レベル突破を試す事も考えられます。

○下値目処について
8.30円前後に20日線&日足の一目均衡表の基準線(8.312円)や日足の一目均衡表の転換線(8.312円)などがあるものの、下抜けると三角もち合い下限(8.10円台)下抜けが意識されると見ます。もし割り込んで戻らないようならば、相場は下落トレンドに入ったと考えたほうが良さそうです。その場合、4/11に付けた今年安値(7.895円)割れを試す事も考えられます。

○下値目処
8.312円(20日線、日足の一目均衡表の基準線)
8.292円(週足の一目均衡表の雲上限)
8.280円(日足の一目均衡表の転換線)
8.10円台(三角もち合い下限)
8.162円(ボリンジャーバンド-2シグマ)
8.131円(10/9安値)
8.056円(8/11安値)
7.913円(16年1月安値6.213円-17年3月高値8.963円の上げ幅38.2%押し)
7.895円(4/11安値)

○上値目処
8.340円(週足の一目均衡表の転換線)
8.347円(13週線)
8.361円(6日線)
8.370円(日足の一目均衡表の雲下限)
8.378円(52週線)
8.386円(75日線)
8.392円(週足の一目均衡表の基準線、日足の一目均衡表の雲上限)
8.429円(3/20高値8.963円-4/11安値7.895円の下げ幅1/2戻し
8.439円(26週線)
8.459円(200日線)
8.462円(ボリンジャーバンド+2シグマ)
8.50円台(三角もち合い上限)
8.549円(9/1高値)
8.715円(5/25高値)
8.727円(7/17高値)
8.963円(3/21高値)
9.050円(14年11月高値10.804円-16年1月安値6.213円の下げ幅61.8%戻し)
9.162円(15年9月高値)
メキシコペソ/円、中銀のインフレ判断を注視 ブログ

メキシコペソ/円、中銀のインフレ判断を注視

本日、メキシコ中銀が金融政策を発表します。全会一致で金利据え置きを決定した前回8月の会合で「インフレ率は2018年末までに中銀目標(年3±1%)に収まる」との見通しを示すなど、年初からの利上げ局面が終了して中立局面に入った事を示しています。したがって、今回は金利据え置き予想がコンセンサスとなっており、声明に市場の関心が集まっています。

金利先物市場を見ると、年末までにメキシコ中銀が利下げを実施する確率は約62%となっています。前回会合に続きインフレ率の上昇は一時的との姿勢を継続するようならば、利下げ期待が維持されてペソ売りで反応する可能性があります。もっとも、次の一手は利下げとの見方が既に織り込まれている事もあり、下押しは緩やかと見ます。ただし、今月7日に発表された直近のインフレ率は前年比6.66%と、2001年5月以来の高い伸びとなりました。先月後半から米年内利上げ期待が浮上している事もあり、利上げ再開に言及があればサプライズ的なペソ買いを誘う事もあり得ます。メキシコ中銀の見解に注目です。
 
今夜から明朝の注目材料は? ブログ

今夜から明朝の注目材料は?

東京市場のドル/円は、111.30円台?111.60円台で小動きとなりました。欧米市場に入る前に注目イベントを確認しておきましょう。

9/20(水)
23:00  8月米中古住宅販売件数
23:30  米EIA週間原油在庫統計
27:00☆米FOMC政策金利発表
27:00☆米FOMC、経済・金利見通し発表
27:30☆イエレン米FRB議長、会見

9/21(木)
07:45☆4-6月期NZGDP
※☆は特に注目の材料

本日は米連邦公開市場委員会(FOMC)が最大の注目材料です。今回はバランスシートの縮小がほぼ織り込まれているものの、年内の利上げ観測が復活するかは見方が分かれています。今回はFOMCメンバーの経済・金利見通しの発表や、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見もあり、6月に示された「年内あと1回」の利上げ見通しが維持されるかが焦点です。

なお、翌朝にNZで4-6月期国内総生産(GDP)が発表されます。市場予想は前期比+0.8%、前年比+2.5%となっています。