日銀が物価2%達成時期を削除 政策は維持、若田部氏が賛成票  News

日銀が物価2%達成時期を削除 政策は維持、若田部氏が賛成票 

[東京 27日 ロイター] - 日銀は27日の金融政策決定会合で短期金利をマイナス0.1%、長期金利をゼロ%程度とする長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)付き量的・質的金融緩和の維持を賛成多数で決めた。同時に公表した「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」では物価見通しをおおむね据え置いたものの、これまで明記してきた物価2%目標の達成時期を削除した。

物価2%達成時期示さず、20年度も1.8%見通しどまり=日銀展望リポート News

物価2%達成時期示さず、20年度も1.8%見通しどまり=日銀展望リポート

[東京 27日 ロイター] - 日銀は27日、「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)を公表した。2%の物価目標に達する時期について前回1月時点では19年度ごろとしていたが、今回達成時期の記述は無くなった。物価見通しは従来とおおむね不変だとしており、19年度の消費者物価見通し(消費税影響除く・政策委員見通しの中央値)は前回同様1.8%、新たに公表した20年度見通しも1.8%と上昇圧力は強まらず、2%には届かない姿を示している。

焦点:スイスフランの安全神話崩壊か、逃避資金のロシア還流も News

焦点:スイスフランの安全神話崩壊か、逃避資金のロシア還流も

[ロンドン 20日 ロイター] - 長年にわたり、有事の資産避難先として、また税務当局の目を逃れる隠れ家としての地位を確立していたスイスフランの威信はいまや失われつつあるのかもしれない。少なくとも、スイスや自国で摘発リスクにさらされているロシアの富豪たちにとっては。

日銀、金融政策の現状維持を決定 物価達成時期は明記せず News

日銀、金融政策の現状維持を決定 物価達成時期は明記せず

[東京 27日 ロイター] - 日銀は26─27日の金融政策決定会合で、短期金利をマイナス0.1%、長期金利をゼロ%程度とする長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)付き量的・質的金融緩和の現状維持を賛成多数で決めた。同時に公表した「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」では、2019年ごろとしていた物価2%の達成時期を明記しなかった。

前場の日経平均は続伸、海外勢の買い継続 ファナック急落は重し News

前場の日経平均は続伸、海外勢の買い継続 ファナック急落は重し

[東京 27日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比94円24銭高の2万2413円85銭となり続伸した。前日の米国株の上昇や外為市場での円安基調の継続を支えに海外勢などの買いが先行。寄り付き直後に2万2500円の節目に接近した。だが、2019年3月期の大幅減益見通しを発表したファナックが急落すると、機械、ハイテクなどに幅広く売りが波及し、相場の重しとなった。前場後半は南北首脳会談が始まったことや、日銀金融政策決定会合の結果発表を控えて、様子見ムードが広がった。