FXはいくらではじめたら良いか?
「FXを始める時のお金はいくら必要なの?」
私もFXを始めた時に友人に聞きました。
その時に友人から教えてもらったのが、「取引スタイルによりますが、最低10万円、いや15万円は必要かな。」
FX初心者であった私は、「損しても良い額」としてはじめようと思ったので、15万だったら良いやと思い始めました。
しかし
はじめてスグに思ったこと、
「やるなら勝ちたい」
その為には15万円では足りないことにスグに気づかされました。
なぜかというと、FXには最低必要保証金というのがあり、その額と預託証拠金のパーセンテージが一定割合より下がってしまったら、強制的に決済されてしまうということが起こるから。
つまり、強制ロスカットが発動されるということ。
この部分をよく理解してないままはじめた私は、いつの間にか強制的に決済をされて損をしてしまいました。
これからFXを始める方は、強制ロスカットについてしっかりと把握しておいた方が良いと思うので、分かりやすく説明をします。
【A社の強制ロスカット条件】
証拠金比率が100%を下回った日の次の朝7時
証拠金比率が100%とは、
預けたお金 24000円
持ったポジジョン 12000円の場合
持ったポジション12000円と評価損益-12000円の場合に有効比率が100%となる。
ポジション12000円+損12000円=預けたお金24000円
この場合に100%となり、損益が-12001円以下になると、有効比率が100%を下回るということになり、次の日の朝7時に強制的にポジションを決済されます。
そのままレートが変わらずに決済されると、
24000円-12001円=11999円の預託金となります。
【強制ロスカット回避方法】
A社の強制ロスカット回避方法は、次の朝7時の段階で100%を上回っていれば強制ロスカットは発動されません。その為には以下の二つが考えられます。
1.朝7時までにレートが変わり、損が12000円より少なくなっている
2.有効比率を100%以上にするため、預託金を増額する
多くの場合、2を選択する事が多くなります。
FXで負けるということは、損益がマイナスで決済をする。ということです。
つまり、FXで負けないようにするには、マイナスでの決済をしなければ負けないということになります。
ただし、ここに大きな罠が仕掛けられています。
追加予算をすれば負けないのですが、自らの資金以上に投資をしてしまい、レートが戻らなくなり、いつまでもプラス決済ができない。このような状況が続くと、いつまでもポジションを持ち続けることになります。
そこで、どのくらいの有効比率だったら大丈夫か?がFXを始める予算という訳になります。
USドルの場合、1万通貨で10円動くと10万円の損益が出ます。
レート120円で1万通貨の「買いポジション」を持った場合、レートが110円になったら、-10万円の損になります。その場合、有効比率100%にする場合は、預け金が20万円必要になります。
最初に「10万円損したら決済する」と決めてたら、FXに必要なお金は20万円となります。
つまり、FXを始める予算は、いくら負けたら決済すると決めるこによって決まります。
あくまでも上記は1ポジションになりますので、いくつのポジションを持つかによって、予算を決めると良いでしょう。
その前に、損切りなどをすると何回もポジションを持つことができます。そのような意味で、損切りを設定することが重要になります。