月: 2019年1月

アングル:英EU離脱、各シナリオの確率をアナリストが予想 News

アングル:英EU離脱、各シナリオの確率をアナリストが予想

英国が合意なしで欧州連合(EU)を離脱する確率は絶対的にはなお低いがじりじりと上がってきている一方、3月29日のブレグジット(英のEU離脱)期限延期の可能性も高まっている──。これが英議会で29日に行われた一連の採決に関して金融業界のアナリストが導き出した分析だ。

焦点:FOMC後、対ドル以外は円売り優勢 株価堅調で円高抑止 News

焦点:FOMC後、対ドル以外は円売り優勢 株価堅調で円高抑止

米連邦公開市場委員会(FOMC)声明やパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の会見内容がハト派的となり、ドル安/円高が進んでいる。だが、ドル以外のクロス円でみれば、優勢なのは円売り圧力だ。リスクオンムードの回復による世界的な株価の底堅さが、円高の抑止力として機能しているとみられる。ただ、クローバル景気の減速懸念などが払拭されたわけではなく、予断は許さない。

利上げ方針変更のFOMCで米ドル全面安! でも、米ドル安は長く続かないかも…? ブログ

利上げ方針変更のFOMCで米ドル全面安! でも、米ドル安は長く続かないかも…?

■金利据え置きは予想どおり。でも… 注目のFOMC(米連邦公開市場委員会)が、開催されました(1月29日~30日)。

 主要政策金利であるFF(フェデラル・ファンド)レートの誘導目標を、これまでの2.25~2.50%に据え置くという決定をしたところまでは従来どおりであったものの、今後の方針に関する部分において、大きな変化がありました。

※FF金利誘導目標レンジの上限を掲載

※FRBのデータをもとにザイFX!が作成

■今年2回の利上げ方針が変更。状況次第で利下げも? まず、第1に、声明文の中に前回まであった、「いくらかの更なる段階的な利上げが適切である」との文言を削除し、代わりに「忍耐強く」経済動向を分析して対応するという表現としました。

 つまり、これまで段階的に利上げをしてきましたが、今後はしばらく様子を見て、金利は据え置く。そして、状況によっては利上げ、利下げどちらの可能性もあるということを示唆しています。

 これまでは、2019年は、あと2回の利上げをすることを想定していましたが、その方針を変えたということです。

2018年12月FOMCで示されたドットチャート(出所:FRB)

 その理由として、米中の貿易交渉やBrexit(英国のEU離脱)の行方が不透明であることなどを挙げています。

【参考記事】

●ダウ急落。数年間の株価上昇は行き過ぎ! 米ドル/円は110円程度まで下落の可能性(2018年12月21日、今井雅人)

●2019年の米利上げは1回程度で終了かも!? 12月FOMCに加えて米中首脳会談にも注目(2018年11月29日、今井雅人)

■保有資産の縮小計画も見直される!? もう1点は、量的緩和についてです。

 FRB(米連邦準備制度理事会)はこれまで、金融危機後に買い込んでいた米国債などの保有資産を段階的に縮小する計画を立てて実行してきました。

 しかし、今回、声明文とは別のペーパー(声明)をわざわざ用意して、この縮小計画を見直す用意があると説明しました。

金融政策の実施とバランスシートの正常化に関する声明(出所:FRB)

 つまり、量的な金融の引き締めに関しても、今後、緩和する可能性があることを示したということです。

■金融市場はオーソドックスな反応 さて、この決定を受けた市場の反応ですが、まず、米国の長期金利は低下。10年物米国債の利回りは、2.67%台まで低下しました。

米長期金利(米10年債利回り) 日足(出所:Bloomberg)

 米ドル相場は、当然のように米ドル安に反応。

米ドルVS世界の通貨 1時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドルVS世界の通貨 1時間足)

 そして、株式市場は、金利の上昇がストップするということを好感して、上昇しています。

NYダウ 日足(出所:Bloomberg)

 極めて、オーソドックスな反応を見せています。

 ただ、この流れがずっと続くとは限りません。それは…
【念のための注意点】 ユーロ円ーポーランドズロチ円サヤ取りをされている皆様へ ブログ

【念のための注意点】 ユーロ円ーポーランドズロチ円サヤ取りをされている皆様へ

ここのところユーロ円とポーランドズロチ円のサヤ取りをされている方が増えているようです。私のところにもたまに質問がきます。今のところ、私は「ユーロ円売りーポーランドズロチ円買いのサヤ取りポジション」は保有しておりません。一時売買はしていたのですが、値動きがなくなってつまらなくなったということもあり、最後の利益決済の後はポジションを持っていませんでした。いろんなところで話題になっているので、先程チャートを久々にみてビックリしました。これ、このままで本当に大丈夫?そう感じたので、記事にさせていただいた次第です。