FXにかかる税金

 FX取引によって得た利益には税金がかかります。「雑所得」とう種類に分類をされ、この種類は給与所得や事業所得に含まれない所得になります。
 主にFX取引での課税対象は「為替差益」と「スワップポイント」の利益になります。また、ポジションを保留中の未決済の損益は課税対象にならないことが多いですが、会社によって違いますので取引会社にお問あわせ下さい。

 以下に該当する方は、確定申告にて税金を納める義務を負います。

【給与所得がある方で】
・収入2,000万以上の方
・FX収入が20万を超える方

※ちなみに収入2,000万以上でFX収入が20万以上ない方は、場合によっては節税になることもあります。

【給与所得がない方で】
・FX収入が38万円を超える方

同じ年のFX損益は相殺することができます。A社は50万円の利益、B社は-32万円の損失、このような場合は相殺されて18万円の利益となり、確定申告義務はなくなります。

○雑所得とは
利子所得、配当所得、不動産所得、事業所所得、給与所得、退職所得、山林所得、譲渡所得、一時所得のいずれにも該当しない所得をいう。公的年金、非営業用貸金の利子、著述家や作家以外の人が受ける原稿料や印税、講演料、アフィリエイトの収入やインターネットオークションの売買(生活用動産は対象外)、先物取引所得、FX取引利益等になる。

○各店申告とは
毎年1月1日から12月31日までに得た全ての所得を計算し、翌年の2月16日から3月16日まで(年によって前後する場合があります)に税務署に専用用紙を提出することになります。上記の方は確定申告の義務を負うことになります。

○くりっく365の税金
FXの税金は所得によって変わってきますが、くりっく365の税金は一律20%となっております。

○納税義務を怠ると(平成21年の法改正)
 平成21年の法改正によって、全てのFX取引業者において全顧客の取引記録がされることになりました。この取引記録は税務署に提出される為に、不正ができなくなりました。
 あまりにも悪質な場合は、逮捕・起訴されることもあります。東京の主婦が3年間で稼いた4億700万円を隠した罪で逮捕され、本来納税すべき税金1億3900万円と罰金3400万円、懲役1年6ヶ月執行猶予3年が科せられましたといういうこともあります。

利益が出たら、納税義務を遂行しましょう。