［ロンドン　１９日　ロイター］ - アルゼンチンは債務の全額返済を求める一部債権者との長期にわたる法廷闘争が大詰めに差し掛かっている。しかし今回訴訟対象となったアルゼンチン国債と同様に、債権者から債務再編合意を強制的に取り付けることができる「集団行動条項（ＣＡＣ）」の付随していないソブリン債は他にも相当額が存在しており、訴訟好きのファンドがその気になれば裁判に持ち込むことは可能だ。

［東京　２２日　ロイター］ - ドルは午前４時台に１１２．３５円まで下落し、前週末の安値１１２．３０円に迫ったが、午前９時以降は、日経平均の上げ幅拡大に呼応して１１３．０５円付近まで買い進まれた。その後、日経平均の上げ幅が縮小すると１１２．７７円付近まで押し戻されるなど、自律性を欠く、株価頼みの値動きとなった。１１２円前半では本邦勢の買いも流入したとされ、大幅な下押しは回避されている。

［北京　２２日　ロイター］ - スウェーデンのストックホルム国際平和研究所（ＳＩＰＲＩ）が発表した兵器取引に関する報告書によると、２０１１─２０１５年の中国による兵器輸出量が、２０１０年までの５年間に比べて８８％増加した。

［東京　２２日　ロイター］ - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比９２円９４銭高の１万６０６０円１１銭と反発した。前週末にドル／円<JPY=EBS>が１ドル１１２円台半ばまで円高方向に進んだことを受け、朝方は主力株中心に売りが先行したものの、特段の材料がない中、先物主導でプラスに転じた。

［ブリュッセル　２１日　ロイター］ - 欧州の統合深化にとって、英国が欧州連合（ＥＵ）を離脱するか「特別な地位」を得てとどまるかの選択は本質的な問題ではない。むしろ真の障害は、ドイツとフランスがそれぞれ経済的、政治的な文化の違いからユーロ圏強化の具体的方法に関する溝が埋まらず、事態が前に進まない点にある。

［東京　２２日　ロイター］ - 黒田東彦日銀総裁は２２日午前の衆院予算委員会で、貸出金利の低下などを通じてマイナス金利政策の効果はすでに表れており、経済活動にもプラスの効果があると確信している、と語った。鈴木克昌委員（民主）の質問に答えた。

［パリ　２１日　ロイター］ - 欧州委員会のモスコビシ委員（経済・財務・税制担当）は２１日、６月２３日に実施される英国の国民投票で、欧州連合（ＥＵ）からの離脱が支持された場合に備えたプラン「Ｂ」は用意されていないと明らかにした。

［バルセロナ　２１日　ロイター］ - 韓国のＬＧ電子は、バルセロナで開催中の世界最大の携帯通信関連見本市「モバイル・ワールド・コングレス２０１６」で、新型スマートフォン「Ｇ５］を発表した。Ｇ５は、ユーザーによる一部機能の入れ替えやアップグレードが可能なスマホとして同社初の製品となる。

［ニューヨーク　１９日　ロイター］ - ニューヨーク連銀のアナリストは、高利回り（ジャンク）社債ファンドが、大量の償還に対応するため急激に資産を売却すれば、他の債券ファンドや株式ファンドにも影響が出る、との見方を示した。